橋のひび割れってどうやってなおす?

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みなさん、こんにちは😀

工事部のMです。


今回は補修工事の一つであるひび割れ注入の作業を紹介したいと思います。


ひび割れ注入工とは

ひび割れ注入とは簡単に説明すると、「コンクリートにできたひび割れを埋める」作業です。

コンクリートには色々な原因でひび割れが発生します。

細いひび割れから幅広いものまで様々です。


ひび割れをなぜ埋めないといけないか

コンクリートのひび割れができた場合、なぜ埋めないといけないかみなさん知っていますか?


理由は簡単に言うと「これ以上ひび割れを大きくしない」ためです。コンクリートのひび割れはほっておくとひび割れが広がったり延びていって、コンクリート構造物を最悪の場合使えなくしてしまいます。そうならないためにもひび割れを補修して埋める必要があります。難しく言うと、コンクリート中に劣化因子(水、炭酸ガス(二酸化炭素))を侵入させず、コンクリート構造物の長寿命化を図るためです(一般の人が聞いたらなんのこっちゃですね)。


ひび割れを埋める作業の内容

ひび割れを埋めるにはどのように作業を進めていくか紹介します。今回は先日施工した新設の橋台に発生したひび割れの補修を例にしたいと思います。ひび割れ補修は発生原因やひび割れの進行具合、ひび割れ幅、コンクリートに曲げが発生するかなど様々な要素で使う材料が違ってきます。(やっぱりなんのこっちゃになりますね(笑))。今回は、ひび割れの進行もほぼ止まっているし、曲げの力もかからないところだったので、エポキシ樹脂(硬質タイプ)を使用しました(よく使うやつです)。


作業手順は写真を使って説明していきたいと思います。


①ひび割れシール

 ひび割れに樹脂を入れた時に漏れてこないようにひび割れに蓋をする必要があり 

 ます。これをシール作業と言います。


シール作業

 シールをする前に樹脂を注入するための金具を取り付けます(透明な丸いやつで

 す)。だいたい30cm間隔くらいを目安にしていますが、現場の状況で間隔は調整

 します。

 金具を付け終わったらシールをします。今回は新設の構造物だったので、作業し

 た後にきれいに取れるように剥がれやすい材料でシールをしています。普段は強

 力に接着するエポキシ樹脂パテ材というものを使うことが多いです。最近では専

 用のガムテープみたいたものもあるそうですがまだ使ったことはないので今後試

 してみたいなと思います。

 シールをした後はシールが固まるまで置いておきます(今の時期なら1日くらい)。


②樹脂注入作業

 シールが固まったらエポキシ樹脂を注入します。


注入作業

 今回は硬質のエポキシ樹脂を使っていますが、伸びるタイプの樹脂や特殊なセメ

 ントを注入することがあります。

 注入にもいろんな方法があります。

 上の写真は空気圧で注入をしています。水鉄砲みたいな道具でタンクに樹脂を入

 れて圧縮された空気の力で注入していきます。他にはバネの力を使うものや注射

 器に輪ゴムをかけて輪ゴムの力で注入するものなどが代表的なものです。


タンクの中の樹脂が減らなくなったら注入完了


③シール撤去・清掃

 注入した樹脂が固まったら注入に使った金具やシール材を取ります。

 注入した時に樹脂が漏れる場合もあるので、樹脂が漏れた場合は削り取るなどし

 て清掃して完了です。



補修工事での作業はたくさんあるので、時々紹介していきたいと思います😄



⭐︎あとがき

この日は朝から現場の近くで気球が飛んでいました。

優雅ですね。一度は乗せていただきたい!

朝から気球を見てテンションが上がっていましたが、作業員さんからは「いい歳のおっさんが何騒いどんねん」って目で見られました😂