資格取得への道―その1―
みなさん、こんにちは😃
工事部のMです。
前回除雪についてブログを書いたのですが、今回は資格取得について書いてみようと思います。タイトルに「その1」とつけていますが、一度に色々なことを書くのはなかなか手間なので数回に分けて書きたいと思います。
建設会社の人が持つ資格
さて、みなさんは建設会社の人がどんな資格を持っているか知っていますか?
建築工事なら建築士とか有名な資格がありますが、土木工事はどうでしょう?
土木工事の現場監督は経験や力仕事が出来たらできると思っていませんか?
土木工事はみなさんも知っての通り、街中の道路工事からダムや橋梁などの大型工事まで幅広く、工事の進め方を考えたり、その工事に適している技術を選定したり、決められた品質を確保できるようさまざまな仕事をしています。このような仕事は経験だけではなく、確かな技術や知識を持った人が行わなければいけないということで、土木工事では「土木施工管理技士」という国家資格を有した技術者が担当することになります。
施工管理技士は「土木」だけでなく、「建築」「造園」「管工事」「建設機械」も存在し、さまざまな現場で活躍することになります(すべて国家資格なので国土交通大臣からの合格証がもらえます)。ちなみに前述の建築士は設計をするための資格のため、実際に建築物を作る時には建築施工管理技士が必要になります(考え方が間違っていたらすいません)。
施工管理技士以外にも国家資格や各協会・学会などが認定している資格など業務に必要な資格を持っている方がよいときがあります。
技術士
ちなみに私が所有している資格は、
「技術士」→国家資格で技術屋の資格では最高峰らしいです。建設コンサルタントでは必要になります。
合格すると立派な登録証がもらえます。
1級土木施工管理技士
「1級土木施工管理技士」→国家資格で土木工事をする上では必要。2級土木もあります。
1級は21歳から、2級は19歳から受験可能なので、建設会社を志望している学生さんは学生時代に受かっていると就職活動に有利かも?
1級土木施工管理技士に合格した後は「監理技術者」となるための講習を受けて監理技術者(現場の技術面での最高責任者)として現場に携わることが多くなります。
この資格証が重要になります。
コンクリート診断士
「コンクリート診断士」→日本コンクリート工学会が認定している資格。コンクリートの異常・劣化箇所の点検や診断をします。コンクリートに異常がある時(ひび割れができている場合など)は呼ばれて現場を見に行ったり治すための相談にのったりします。
現場の調査に行くときなどは持って行きます。水戸黄門の印籠みたいなもの?
1級舗装施工管理技術者
「1級舗装施工管理技術者」→日本道路建設業協会が認定している資格。道路の舗装工事を行う時に必要になります。
その他の資格
そのほかには「実務家教員」として学校で先生として教えるための資格や技能講習を受けるともらえる資格を数個持っています。
技能講習も機械を動かすための資格や穴を掘る時に必要な資格、金属の溶接をするために必要な資格、現場のリーダーになるために必要な資格など様々です。
資格について
仕事を始めたら勉強は必要ないという人も中にはいますが、必要最低限(私たちで言えば土木施工管理技士は必須)の勉強はしなければいけません。
学生と違って仕事をしながら勉強するのは結構大変ですが、このブログを読んでいる人にはぜひ勉強を続けてもらいたいなと切にお願いします🙇
次回は、資格試験のための自分の学習方法を書いてみようと思います。